EWI5000をソフト音源(Synth1)と接続する
2022/5/28
vsthost.exeのフォルダを管理者権限がいらないフォルダに変更した。
(そうしないと設定などが保存できないようだ)
2022/5/26
初版
概要
EWI5000(+WIDI_Master)をソフト音源(Synth1)とbluetooth-MIDIでPC(windows)と接続する。
0. EWI5000のMIDI-OUT設定
- EWI5000とPCをUSB接続する。
- PCのEWI5000_Editorを起動する。
- 画面で「Controller/Breath」を選択して
以下にように設定する:
Breath(br): Low Resolution(Lr)
Volume(vo): Low Resolution(Lr)
Expression(EP): Low Resolution(Lr)
- EWI5000_Editorを終了する。
- PCとEWI5000とのUSBケーブルを外す。
1. bluetooth-MIDI接続
以下の手順でbluetooth-MIDI接続を行う:
- EWI5000用に1つのWIDI_Masterを用意する。
- EWI5000のMIDI-OUTにWIDI_Masterを接続する。
以下の手順でEWI5000とPCを立ち上げる:
- WIDI_Masterを接続したEWI5000の電源を入れる。
- PCはWIDI_Budを刺して、特に設定なしで起動できる。
- 以上でEWI5000側のWIDI_MasterとPCのWIDI_Bugが自動的にペアリングして接続する。
2.ソフト音源(Synth1)をインストールする
- 以下のurlからダウンロードして解凍する
https://daichilab.sakura.ne.jp/softsynth/Synth1V113beta3.zip
- 追加プリセットを以下のurlからダウンロードする
https://plugins4free.com/addons/16k-Synth1-Presets.zip
- VSTPlugInのフォルダにコピーする
1.「C:\Program Files\VSTPlugIn」を(存在していないなら)作成する
- 上で解凍したSynth1-113beta_x64(フォルダ)をVSTPllugInの中にコピーする
- コピーしたSynth1-113beta_x64をSynth1にリネームする
- 「C:\Program Files\VSTPlugIn\Synth1\zipbank」の中に追加プリセット16k-Synth1-Presets.zipをコピーする
- 「C:\Program Files\VSTPlugIn\Synth1」の中のinitsettings.exeを実行(クリック)する
3.VST_HOSTをインストールする
- 以下のurlからダウンロードして解凍する
https://www.hermannseib.com/programs/vsthostx86.zip
# 64ビット版もあるが、互換性の考慮から上の32ビットを使用する
# たとえば、IFW(VSTi)は、64ビット版では動作しない
- 解凍したvsthostx86(フォルダ)を「user/Documents」にコピーする
- 起動しやすくするために上のフォルダにあるvsthost.exeのショートカットを作り、ディスクトップに置く
4.VST_HOSTを起動する
- vsthost.exeのショートカットをクリックして起動する
- VSTフォルダを設定する
- [File/Set Plugin Path…]を選択する
- 入力欄「C:\Program Files\VSTPlugIn\Synth1」を入力する
- [OK]をクリックする
- 使用したいVSTを選択する
- [File/Plugin]を選択して選択肢を表示する
- [Synth1 Soft Synth]を選ぶ
- MIDIデバイスを選択する
- [Device/MIDI]を選択してデバイス名を表示する
- [WidiBud]を選ぶ(bluetooth-MIDIを使用する場合)
(USB接続の場合、[EWI5000]を選ぶ)
- WAVEデバイスを選択する
[Device/Wave]を選択して以下に設定する
- Input Port: * No Wave *
- Output Port: ASIO: ASIOALL v2
- Sample Rtae: 44100
- Buffer: 64 samples (音が途切れるようなら大きくする)
- VST画面を表示する
- 右上の右から3番目アイコンをクリックする
デフォルト音色として以下が表示される:
[1: Synth1 brastring]
[00:soundbank00]
以上でEWIと音源が接続された状態になるので、EWIを吹くとPCから音が出る。
吹いても音がしない場合、[Engine/Run]でVSTを(再)起動する。
EWI向けの設定
実例としてSynth1画面から以下を設定する:
その1:
[wheel/MIDI]
(1)src1/src2に[#2:breath ctrl],[#7:volume],[#11:expression]などを割り当てる
(2)nobで影響の度合いを制御する
(3)変化させるパラメータを指定する
音色を変えるパラメータ例:
src1:#2 breath-(nob)-[filter frq]
src2:#7:volume-(nob)-[filter A]
nobはパラメータの影響度合いを制御するために変更する
Mute/Thru機能
- 右側のスピーカ・アイコンでMuteのon/offができる
(「X」はMuteの状態を表す)
- 左側のスピーカ・アイコンでThruのon/offができる
(「-」はThruの状態を表す)
Program保存
現状の状態を保存するには以下を実行する:
- [Performance/Save As …]を選択する
- 保存状態を書き込むスロットを選択する
(未使用は、[** Init **] になっている)
- スロット名(Name)を入力する
- [OK]をクリックする
VST_HOST起動時に保存した状態に戻す場合 、
画面の左上のスロットのプルダウンメニューから
以前に保存したスロットを選択する。
Preset保存
現状、使用しているVST設定を保存するには以下を実行する:
- [Plugin/Save Bank As…]を選択する
- ファイル保存画面になるので、任意のファイル名で指定する。
注意:ファイルタイプは、自動的に.vstpresetか.fxbが追加される。
.vstpresetは、古いバージョンのVSTの設定ファイルタイプになるようだ。
VST_HOST起動時に保存したVST設定に戻す場合
[Plugin/Load Bank…] を選択し、設定ファイルを選ぶ。
トラブル・シュート
上の手順で音が出ない場合、以下のことが考えられる:
- EWI5000の送信MIDIチャンネルが1以外になっている。
経験上、誤ってEWI5000の[SETUP]ボタンなどを押して意図せずに送信チャンネルが1以外になっていることがあった。
- (bluetooth-MIDIで使用する際)EWI5000がPCとUSBケーブルで接続されたままになっている。
このときは、USB-MIDIのほうが優先的に選択されEWI本体のMIDI-OUTにデータが出力されないようだ。
AE-20に関する補足
Aerophone(AE-20)も上の説明で「EWI5000(+WIDI_Master)」の部分をAE-20に読み替えた形で同様のことが可能である。
参考情報
Synth1関連:
Synth1
【無料シンセ】Synth1のインストール方法|おすすめプリセットのダウンロード先も紹介
大人気フリー(VST)Synth1を使おう! (調整方法)
VST_HOST関連:
VSTHost
VSTHost取説
How to Run Any VST Plugin as Standalone (Without a DAW)
VSTHostの設定と操作
WIDI関連:
EWI5000をWIDI_Bud経由で外部音源(Aria/Windows)と接続する
EWI5000にSWAM音源(@iPad)を接続する
EWI5000に外部音源(EWI3000m,Aria/Windows)を接続する
EWI5000でAerophone(AE-20)を外部音源として使用する
Aerophone(AE-20)にWIDI_uhostを使用する
Aerophone(AE-20)に外部音源(VL70m)を接続する
EWI5000に外部音源(VL70m)を接続する
Aerophone(AE-20)に外部音源(EWI3000m,Aria/Windows)を接続する
EWI5000に外部音源(EWI3000m,Aria/Windows)を接続する
EWI5000ことはじめ
EWI3000をEWI-USB(もどき)として使う(Aria/Windows編)
EWI3000をEWI-USB(もどき)として使う(iPhone/iPad編)
MIDI関連:
現時点、最強のBluetooth MIDIかも!? 各種BLE-MIDI機器と自動でペアリングしてくれるWIDI Masterがスゴイ!
CME WIDI BUD– BLE MIDI adapter for any BLE MIDI devices
WIDI BUDってなんだ?
以上
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