EWI5000に外部音源(VL70m)を接続する
2022/5/2+
初版
概要
EWI5000には、USBやMIDI-OUT端子があるので、これを使って外部音源を接続することができる。
今回は、VL70mを接続する。
以下に音源の接続方法について説明する。
0. EWI5000のMIDI-OUT設定
- EWI5000とPCをUSB接続する。
- PCのEWI5000_Editorを起動する。
- 画面で「Controller/Breath」を選択して
以下にように設定する:
Breath(br): Low Resolution(Lr)
Volume(vo): Low Resolution(Lr)
Expression(EP): Low Resolution(Lr)
- EWI5000_Editorを終了する。
- 必要なければPCとEWI5000とのUSBケーブルを外す。
以降、この設定で外部音源と接続する。
VL70mの場合
0. VL70mのハード設定
- HOST_SELECTをMIDIにする。
スイッチが軽いので意図せず別の位置にずれていたことがあったので確認のこと。
- 前面のPHONESにヘッドフォンを接続する。
1.有線接続(MIDIケーブル)
VL70mのMIDI-INとEWI5000のMIDI-OUTをMIDIケーブルで接続する。
接続後、以下の手順でVL70mを立ち上げる:
-
分かりやすい音色として以下を選択する:
「WX Shaku ▷Pr2▶055」
または
「Oboe!2 ▷Pr2▶091」
-
EWI5000を吹くとVL70mから音が出る。
LCD表示のBCのバーグラフ表示が吹く強さにより左右に動くので、参考にする。
2. bluetooth-MIDI接続
- 2つのWIDI_Masterを用意する。
- VL70mのMIDI-OUT/MIDI-INの両方にWIDI_Masterを接続する。
(実際に必要なものはMIDI-INのみだが電源を供給するためにMIDI-OUTも接続する)
- EWI5000のMIDI-OUTにWIDI_Masterを接続する。
以下の手順でEWI5000とVL70mを立ち上げる:
- WIDI_Mastを接続したEWI5000の電源を入れる。
- 以上でEWI5000側のWIDI_MasterとVL70m側のWIDI_Masterが自動的にペアリングして接続する。
接続が確立するとWIDIのLEDが青色と他方がシアンに光る。どちらがシアンになるかは起動順によるが、どちらがシアンでも良い。
VL70mの音色設定
- プリセット2がウィンド・コントローラ向けのようなので、これを選択する。
- プリセット1にあるVTと表示される音色はBCが無効になっているので音色ごとの設定になるがコントロールエディットのExp ModeをBCにする。
もともとウィンド・コントローラ向けの音色ではないが、この設定で音が出るようになる。
なお、そのまま使用するなら、Internalメモリに保存する必要がある。
- 吹奏感を調整するには、音色ごとに、[BREATH]ボタンを押し、そのなかの[BREATH CURVE]を調整する。
VL70mのバッテリ交換
VL70mがかなり昔の製品で内蔵バッテリが電池残量がない場合は、バッテリを交換する。
以下が、その手順になる。
- 以下を参考にバッテリを交換する。
Yamaha VL70-m のバッテリー(CR2450)交換
- 以下によりファクトリーリセットを行なう。
UTIL/INITIAL/FactSet
- 以下によりシステムの初期化を行なう。
UTI/INITIAL/SysInit
記号の解説:
- 「/」は、[SELECT+/-]や[ENTER]を押して「/」の右側の項目を選ぶことを意味する。
- 選択した最終項目の実行はYesの意味で[ENTER]を押す。
- 取り消す場合は[EXIT]を押す。
VL70mのACアダプター
純正のものを紛失したので以下のACアダプターを使用した:
超小型スイッチングACアダプター12V1A 100V~240V GF12-US1210
または
スイッチングACアダプター 12V3A AD-A120P300
参考情報
VL70m関連:
VL70m取扱説明書
VL70m リストブック
VL70-mの基本設定
MIDI関連:
現時点、最強のBluetooth MIDIかも!? 各種BLE-MIDI機器と自動でペアリングしてくれるWIDI Masterがスゴイ!
Pocket MIDI
以上
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