ubuntu22.04からubuntu22.10への移行対応

ubuntu22.04からubuntu22.10への移行対応

2023/4/26
日本語変換設定方法の追加。

2023/4/23
初版

概要

ubuntu22.04からubuntu22.10への移行時での対応手順について分かったことを記述する。

openframeworks

linux関連のインストールは以下の手順を実行することになっている:
https://openframeworks.cc/setup/linux-install/

しかし、上の手順だけでは、
ubuntu22.10になって足りないライブラリがあるようなので
追加で以下を実行すること:


sudo apt-get install libxcursor-dev
sudo apt-get install libxi-dev
sudo apt-get install libxinerama-dev
sudo apt install libxi-dev
sudo apt autoremove libxi-dev
sudo apt install libxi-dev
sudo apt install libgtk-3-dev

# 以下を再実行する:
sudo sh ./install_dependencies.sh

参考:
Installation experience on ubuntu 22.04 and vscode

platformio

ubuntu22.04からubuntu22.10の移行差分ではないが
udevのルールのurlが変更になっているので
以下を実行する:


curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/platformio/platformio-core/develop/platformio/assets/system/99-platformio-udev.rules | sudo tee /etc/udev/rules.d/99-platformio-udev.rules

sudo udevadm control --reload-rules

sudo usermod -a -G dialout $USER
sudo usermod -a -G plugdev $USER

参照:
arduinoフレームワーク用platformio.ini集

dotnet

dotnetでC#を動かす

ここにあるインストール手順では正常にインストールできなかったので
以下の手順を実行する:


https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download/dotnet/7.0
https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download/dotnet/thank-you/sdk-7.0.203-linux-x64-binaries
https://download.visualstudio.microsoft.com/download/pr/ebfd0bf8-79bd-480a-9e81-0b217463738d/9adc6bf0614ce02670101e278a2d8555/dotnet-sdk-7.0.203-linux-x64.tar.gz
上のurlからダウンロードする:

mkdir -p $HOME/dotnet && tar zxf dotnet-sdk-7.0.203-linux-x64.tar.gz -C $HOME/dotnet
export DOTNET_ROOT=$HOME/dotnet
export PATH=$PATH:$HOME/dotnet

以下は.bashrcに登録すること:

export DOTNET_ROOT=$HOME/dotnet
export PATH=$PATH:$HOME/dotnet

インストールが完了すれば、それ以降は 「dotnetでC#を動かす」の内容が利用できる。

bootterm

移行の話ではないがターミナルアプリとして以下をインストールする:

BootTerm - Bootterm is a simple, reliable and powerful terminal designed to ease connection to ephemeral serial ports as found on various SBCs, and typically USB-based ones.

実行:

export BT_PORT_CRLF=1
bt

BT_PORT_CRLFは改行の挙動を制御する。

いちいち「export」するのは煩雑なので 以下を.bashrcの最後に追加する:

export BT_PORT_CRLF=1

USキーボードで日本語変換を利用する

ubuntu20.10の日本語Remixをインストールしている場合
[Ctrl]+[Space]が「入力ソースの切り替え」に固定化されており以下のやりかたはできない。

Ubuntu22.04+Mozcで英語キーボードを利用している時に日本語入力と英語入力を切り替える

対応策として:
2つの入力ソースを用意して
日本語変換をする場合は、「日本語(Mozic)」を
日本語変換を利用しない場合、「英語(US)」の入力ソースを
[Ctrl]+[Space]で切り替えて使用する。

#「日本語(Mozic)」の入力モードは、あらかじめ「ひらがな」にしておく必要あり。
#(ただし、残念ながら状態は保持されない)
# 「英語(US)」を上位にしておく。(たぶん、どちらを上にしても良いと思われる)

(2023/4/26追加)問題点:   

#「日本語(Mozic)」の入力モードは、あらかじめ「ひらがな」にしておく必要あり。  
#(ただし、残念ながら状態は保持されない=直接入力になる)  

この問題点を解決するために以下を実行する:


gedit .config/mozc/ibus_config.textproto
#以下のように修正する:
#active_on_launchをTrueにする
-----------------------
# `ibus write-cache; ibus restart` might be necessary to apply changes.
engines {
  name : "mozc-jp"
  longname : "Mozc"
  layout : "default"
  layout_variant : ""
  layout_option : ""
  rank : 80
}
active_on_launch: True
-----------------------

再起動すれば有効になる。

参考:
日本語入力の改善!ibus_mozcのソースをビルドする必要はなくなりました!

テキストエディタ

デフォルトのテキストエディターが「gedit」から「gnome-text-editor」に変更になっている。
機能的に似たようなものなので、問題がなければ、そのまま使用するつもりだったが
ファイルを開くと別のファイルも開くという不具合があったので、削除して、従来のgeditに変更した。


sudo apt remove gnome-text-editor
sudo apt install gedit

USBブート

移行の話ではないが
いったんlinuxをインストールした後は、USBブートが失敗することがある。
この場合、BIOSの[SecureBoot]を無効化する必要がある。

参考情報

Ubuntu 22.10の変更点
https://openframeworks.cc/setup/linux-install/
arduinoフレームワーク用platformio.ini集 dotnetでC#を動かす
BootTerm - Bootterm is a simple, reliable and powerful terminal designed to ease connection to ephemeral serial ports as found on various SBCs, and typically USB-based ones.
Ubuntu22.04+Mozcで英語キーボードを利用している時に日本語入力と英語入力を切り替える

以上

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